⑧メルマガ(No:009)

こんにちは、合同会社8の赤澤勝崇です!

今回も弊社が進める『SDGs』の組織内実践について、耳より情報をメルマガにてお送りさせていただきます。

今回、第9回目のメルマガです。

皆様お元気でしょうか。暑かった夏もひと段落つき、だんだんと涼しくなってきましたね。

毎朝5:00くらいからウォーキングしている赤澤としては、肌寒ささえ感じます。

ここ数日の間、上着必須になっているほどです😇

しかし、今年の夏は特に暑かったですね・・・。

ここ最近やっと気候が落ち着いたと思いきや、今度は各省庁の動きの方が熱くなってきております。

どうやら予算編成の時期到来の様子。

ということで、今回のメルマガでは来年度に向けた政府の予算編成・ここ数週間の動きについて、いくつか簡単にまとめてみました。

「⓼メルマガ」は、毎月第1・第3金曜日の15時を目途に、

合同会社8代表・赤澤 勝崇 とお付き合いのある方、お知り合いになった方、名刺交換をさせていただいた方にお届けいたしております。

これから国内外SDGsの取り組みの事例や、SDGsを用いた組織開発事例、弊社合同会社8の活動報告など配信して参ります。

※配信停止ご希望の方は、文末にあるURLより配信停止手続きをお願い致します。

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2021.09.03号 -トピック-

・ 気候変動の脅威
・ 環境省、太陽光促進など200億円の予算編成
・ 経産省、脱炭素に向けて1.4兆円の概算要求
・ 環境省、ポイント制度導入で脱プラ促進へ
・ 金融庁による「サステナブルファイナンス」の動き
・ 活動報告
・ イベント情報
・ 編集後記

今年の夏は特に暑い夏でした。

それもそのはず、今年の夏はどうやら、過去142年間で一番熱い夏だったようです。

というのも、アメリカ海洋大気庁(NOAA)の調査の結果、2021年7月は観測史上最も暑い月だったとのこと。

気候変動問題の深刻さを感じます。

我が青森県では巨大なりんご産業があるわけですが、遠い未来に、りんごが育たなくなってしまうかもしれませんね。

世界規模で見ても、「気候変動は間違いなく最大の脅威だ(日本版Newsweek)」との論説もあります。

過去には「地球温暖化はウソだ」という流れがありましたが、ここに来て「実は大手石油会社の裏工作だった・・・」という話が出始めています。日本ではNHKドキュメンタリーが9/6に放映されるようです。

私たちにはウソか真か真偽つきませんが、少なくとも日本の東京大学以下、様々な研究機関が気候変動の脅威を訴え続けています。

◯ 環境省、太陽光促進など200億円の予算編成

環境省は民間の再生可能エネルギー事業に出資する官製ファンドを立ち上げるようです。

これは、ビルや工場に太陽光設備を導入する事業の支援のためのファンドのようです。

小泉環境大臣が今年4月頃「太陽光パネル設置義務化」と発言して話題になりました。

近年、建築業界が目指す「ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)」の目標にも合致する内容ですが、官製ファンドの実現により、この流れを加速させる思惑がありそうです。

参考:太陽光パネル、公共建築物は原則設置 住宅は義務化せず: 日本経済新聞

◯ 経産省、脱炭素に向けて1.4兆円の概算要求

経産省も脱炭素に向けて1兆円を越える概算要求を進めています。

経済産業省資料「令和3年度予算の各政策の概要」を見ると、

「イノベーションによる脱炭素化の推進」として4,663億円、「再エネ主力電源化・省エネの推進」として1,993億円も計上するなど、金額の多寡から、積極的な姿勢が垣間見えます。

参考:環境省、脱炭素ファンド 200億円で太陽光など促す :日本経済新聞

参考:経産省、1.4兆円要求 脱炭素・復興支援に重点 来年度予算(時事通信) – Yahoo!ニュース

このように、だんだんと各方面でCO2削減の取り組みも加速しているように見受けられます。

これは民間企業の話ですが、

ドイツの自動車メーカー・フォルクスワーゲンでは、CO2削減のために商品販売停止などの事態にもなるなど、多方面でCO2削減の動きが進んでいます。

◯ 環境省、ポイント制度導入で脱プラ促進へ

環境省は、プラスチック製スプーンの受け取りを辞退したり、環境に配慮した商品を購入したりした場合、ポイントを受け取れる制度を来年4月から導入することを決定しました。

これは、販売期限が迫った食品や太陽光などの再生可能エネルギーの電力に切り替えなど、環境配慮設計の商品を選んだ消費者に対するインセンティブをもたらすための制度のようです。

過去のメルマガでは、既に「日本国内の消費者が既にSDGs商品を好んで買うようになっている」という統計データについてお伝えいたしましたが、この環境省の新制度導入で、この消費者の行動変容の流れは一気に加速する見通しです。

参考:環境省「グリーンライフ・ポイント」導入へ – Yahoo!ニュース

今年に入り一気に加速する脱プラスチックの流れは「2030年に7兆円のビジネスを生む」とも言われ最早世界的な潮流となっています。

つまり、脱プラスチックは、新時代のビッグマーケットです。

私たちとしても遅れずに参加していきたいですね!

参考:世界に遅れるな プラスチックごみ問題が製品開発に変革迫る:日経クロストレンド(※ 有料記事)

「プラスチックごみ」や「プラスチックごみリサイクル」といった用語が開示資料に含まれている企業の割合を業界別に調べた。対象は、米国の上場企業2450社が発行する年次報告書(2018年12月時点) 出所/米MSCI
出所/国連環境計画国際環境技術センターの資料などを基に作成

◯ 金融庁による「サステナブルファイナンス」の動き

金融庁が脱炭素の取り組み推進のために「サステナブルファイナンス」という制度を打ち出してきています。

これは、ESG投資の流れをさらに加速させるものと思われます。

ESG投資は既に全世界的に盛り上がりを見せ、日本国内でも年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF・国内最大の投資機関と呼ばれる)もESG投資に乗り出しています。

これは、世界最大の資産運用会社・Black Rockの「ESG投資の方がより効率的に利益になる」という実測データからの流れと思われます。

もちろん、地方銀行の多くでもESG投資の流れとして、「SDGs私募債」の流れが出始めています。

「SDGs私募債」の最大のメリットとして、トヨタ社が最大5000億円発行すると表明しているESG債もそうですが、利率が低いことが挙げられます。

これらは金融市場から「SDGsを取り入れている企業は信用度が高い」ということから来ていると思われます。

以下の画像は、弊社独自の地方銀行のSDGs私募債導入の資料です。

画像:弊社SDGs研修資料より抜粋。

以上、今回は各省庁のSDGsに関する動向をお伝えいたしました。

弊社では、様々な調査を進めております。

ご興味がございましたら有益な情報をお届けしますので、メルマガの継続的購読、またはSDGsセミナー・SDGs社員研修などご検討ください。

〜 合同会社8 活動報告 〜

企業×生徒SDGs事業提案イベント実施!

 ◯ 田名部組さまと八戸東高校生徒さまのコラボイベント。将来の担い手たる生徒たちと、企業との共創事業。企業の実施するSDGsについて学び、それに対してフィードバックや事業構想を練り提案をいたしました。URL先は2021/8/12実施時の新聞記事です。


〜 合同会社8 イベント情報 〜

合同会社8では感染症拡大の懸念から、予定していた全イベント開催を中止にいたしました。ご容赦のほどお願い申し上げます。


弊社では、青森県内SDGs認知普及のため、定期的なワークショップイベントの開催やSDGs情報交換会を実施しています。

また、その他にも、社会をより良くするためのイベントを複数展開中です。

これらイベント実施に関しては、八戸市内・外、オフライン・オンライン、オープン型・クローズ型など一切問わず、解決したい社会課題や目的に合わせ様々な内容で企画設計・実施推進してまいります。

もし開催に関してご興味がございましたら、こちらよりご要望お聞かせください!

【 編集後記 】

こんにちは!愛媛大学農学部のりりまるです。

メルマガを編集しながら昨年の二月、大学受験の面接の際に、面接官から「青森ということはやっぱりりんごの栽培を考えているのですか。」と聞かれ、「気候変動の影響で、近いうちに青森県はりんごの産地ではなくなると考えているため、りんごの栽培は視野に入れておりません。」と答えたのを思い出しました。

地球温暖化による気候変動が農林水産業に及ぼす影響について、現役農学部生としてはやはり考えさせられる部分があります。

農業が環境に及ぼす良い影響と悪い影響、たとえば皆さんの身近にある水田は米の栽培に加えて、生態系保全に貢献していますがそれと同時に温室効果ガスである一酸化二窒素も多く発生しています。

農業に限らず、このようなジレンマは多く存在します。

今までこのジレンマに社会全体で背を向けていたからこそSDGsを掲げなくてはならない世界になったのでしょう。

こちらが立てばあちらが立たない、どうにかこちらもあちらも立てていきたいものですね。

[ 編集者・りりまる ]

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